ブロンプトンの選び方 ギア編

ブロンプトンを選ぶ、、時のお客さんのドラマをいろいろ見てきました、それをなるだけ含めたところで選ぶ際の注意点を述べてまいります。今回はギア編です。
内装3段変速)
写真はカスタム済です)
日本ではM3LとかM3Rというモデルですね。内装変速というのは、車輪のハブという部品の中に、自動車でいうところのギアボックスが入っており、歯車のかみ合わせで回転を余計に回したり、抑えたりするもので、自転車用のギアとしては実は古い歴史を持っています。
ハブという部品の中に、ギアが入っていますので、雨の中無ったり、、悪条件の中で走っても実はトラブルが少なく、ブロンプトンが頑丈である、、という評価の実は肝の一つだったりするわけです。ただ、難点としては、チェーンがガチャガチャ動く、一般の「外装変速」に比べると、歯車が沢山ある分重くなってしまうところでしょうか。「霧の都ロンドン」つまり雨の多い街で生まれた自転車らしいギアと言えますね。のんびり走る、、分にはこれで十分と言えますし、、そういった方実は多かったです。
外装2段変速)

写真はカスタム済)


日本ではS2Lが該当しますね。変速機付き自転車で2段ってのは実は珍しくて、、これで大丈夫か?と思ってしまう方、、実は多いでしょう。しかし、ブロンプトン自体の性能がかなり上がってきましたので、マチノリメインで使う、、札幌のような平地が多い街であればこれで十分、、とお考えになる方これまた実は増えてきました。内装のギアボックスがない分、軽量になるとも言え内装変速チタンモデルと、ノーマル2段変速モデルでは重量の大差ないなぁ、、というご意見も、、。ハイアンドローしかありませんので、実はメカニズムとしても単純=壊れにくいとも言え、実用車としてスタートしているブロンプトンの性格がよく見えます。

変速の幅が少ないということはのぼりが苦手、、と考える方も実は多いんですが、必ずしもそうではありません。車両自体は軽いわけですから、こちらの方がのぼりが軽快、、という方もいらっしゃるんです。それほどわかりやすくすいすい走ってくれる印象ですね。外装変速としては構造がきわめて単純でトラブルも少なく素敵な変速です。
内装3×外装2=6段変速)

ハンドル回りカスタム済)
右と左のレバーの組み合わせで6通りのギアが選べます。実は、これが選ばれるケースが、一番多いギアの組み合わせです。6段変速ですが、、一番軽いギアと一番重いギアの幅の広さはロードの20段変速にも引けを取らず、あなたの行動半径を広げてくれるでしょう。初めてブロンプトンを買います、、という人にとって、、自分の脚で回しきれるか、、というのは実は良く判らないので、少しでも幅の広いものを選びたくなるのは人情でしょう。で、、乗ってみて、やっぱり6段もいらなかった、、と思った際に、外装か内装かどちらかを外せばいい、、ことになり、実はこれが結構経済的だったりするわけです。逆の場合は部品を付け加えなければなりませんので、、それなりの出費になるのはお含みおきいただいた方がいいでしょう。

というわけで私も6段変速に乗ってたりするんです(笑)。これがあれば、、200kブルベに出たり、、してもいいなぁ、、と真面目に思いますし、、実際完走したんですよ。
最終的に、何がいいか、、はその本人が決めることです。そのための試乗車を用意しておりますので、、是非是非店頭にてお試しくださいませ。